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自分が歩く姿を意識したことはありますか。背中をまるめ、うつむいていたり、険しい表情で歩いているため、実年齢より老けて見えているかもしれません。「見た目には、自分でも気がつかないうちに心の状態が表れてしまうもの。老化を予防するためには、何より気持ちを明るく、前向きにもつことが大切です。そうすれば自然と背筋も伸びて、表情も豊かになり、グッと若返って見えます」と、米井先生。
そんな見た目年齢に大きな影響を与えるもう一つの要因が、皮膚の状態です。皮膚の衰えが激しいと老けた印象を強めてしまいます。「皮膚の悩みといえば、シミやシワ、たるみに毛穴、乾燥でしょうか。その原因の8割は光老化、つまり紫外線によるものなんです」
そのうえ、皮膚には体内のダメージサインが表れやすいため、「体にとって有害な活性酸素が細胞を傷つけ、体内を老化させる“ 酸化” が進んでいる人ほど、皮膚の衰えも激しいと考えられます」
それでは、皮膚の老化を防ぐにはどうすればよいのでしょうか。「夏だけでなく、一年中、紫外線対策を怠らないことです。体を酸化させる大敵、ストレス、タバコ、睡眠不足にも注意が必要です」
できればタバコはやめる。睡眠は早い時間に眠れないのであれば、同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにしてリズムをつくり、短時間でも熟睡することが重要です。徹底した紫外線対策と素直な感情表現が予防に「口にくわえて表情筋を鍛える器具を利用するのもよいでしょう。あごのラインが引き締まって若く見えるだけでなく、口にくわえることでだ液の分泌がよくなり、副交感神経が刺激されるため、心身のリラックスにも役立ちます」
必要以上に我慢せず、悲しいときは泣き、腹が立ったら怒るなど、素直に感情を表し、ストレスをためないための心のケアも忘れずに。
老廃物がたまった状態の便秘も、肌荒れや吹き出物の原因に。食物繊維をしっかりととり、のどの乾きを感じる前に、こまめに水分補給を。散歩やウォーキングで、胃腸に刺激を与えるのも効果的です。「歩くことは子宮への刺激にもなるので、女性ホルモンの分泌を促す効果も期待できます」
皮膚のためには、その構成成分であるコラーゲンをとることも必要です。しかし、コラーゲンを体内で再合成するには、それ以外の成分も必要なため、サプリメントよりも手羽先、鳥皮などの食材を取り入れながら、おいしくて、バランスのよい食事をとりましょう。「せっかくの化粧品によるスキンケアも、老化を促すような生活をしていては意味がありません。皮膚によい生活習慣を心がけ、相乗効果を高めることが大切です」
- ● 素直な感情を表現する
- ● UVケアを怠らない
- ● 睡眠は規則正しく
- ● タバコはやめる
- ● 散歩やウォーキングを習慣づける
- ● 表情筋を鍛える
- ● 水分はこまめに補給する
- ● コラーゲンは食べ物からとる
- ● デザートは甘いものより果物を
- ● カフェインは午後6時まで
米井嘉一先生
同志社大学
生命医科学部教授
日本抗加齢協会理事
よねい・よしかず 慶応義塾大学医学部卒業。日本鋼管病院内科医長・人間ドック脳ドック室部長を経て現職。日本抗加齢医学会の設立に尽力し、理事をつとめる。著書に『早く老ける人、老けない人』(PHP研究所)等
取材・文/北井優子
イラスト/宮城ユカリ
取材協力/米井抗加齢医学研究室
http://www.yonei-labo.com/




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