
不安定だった気温が一気に上昇した先週。
あちこちの公園で、日光浴を楽しむ人をたくさん見ました。
芝生に直接ねころんだり、折りたたみの椅子を持参したり、スタイルもいろいろです。
私の住所はセーヌ川沿いの街シャトゥーですが、買い物、郵便局、最寄り駅etc.など生活の舞台(というのでしょうか?)は、隣町のル・ヴェジネになります。ふたつの街の境目に住まいがあるので。

街そのものが巨大な公園のようにデザインされたル・ヴェジネには、大きな池が4つあります。さらに、それぞれの池を川が繋いでいるので、街の中のあちこちに水辺がある状態。
そんな池や川のほとりで、カモやカナダガチョウ、そのほかいろんな水鳥が、なかなか平和そうに暮らしています。
今はちょうど、水鳥たちの赤ちゃんを見ることができます。
なかでも白鳥の赤ちゃんは、街の人気者。大きな望遠レンズを付けたカメラ持参でやってくる人もいるほどです。
私もいつもの散歩や日光浴の最中、知らず知らずのうちに赤ちゃんたちの姿を探しています。
みんな元気かなあ、おおきくなったかなあ、と。

この白鳥ファミリーは、5人兄弟ですね。我が家のそばにある公園の池に住んでいます。
ここのお父さんは非常にアグレッシブなことで有名。
私たちはただ向こう側に行きたいだけなのに、「なんだね、何か御用かね?」とでも言わんばかりに胸をそらせ、羽を膨らませてこちらに向かって来るのです。
ちょっとでも気に障ると本気で噛み付いてきますから、鳥とはいえ侮れません。
本当に怖いのです。

木に覆われた川辺にも、たくさんの白鳥ファミリーが住んでいます。
こちらは4人兄弟の様子。お母さんと一緒に、泳ぎ(?)の練習中ですね。
この川を沿う遊歩道を歩いていると、まるで林の中にいるような気分になります。
車もなく、人にも時々しかすれ違いません。
散歩よりも、ジョギングする人が多いかな。

この約2キロほどのプロムナードは、途中、公園に合流します。
大きな木の下で、ピクニックしているグループが見えますね。子供用のテントまで準備して、なかなか慣れているようです。
ここにも白鳥ファミリーがいて、なんと8人兄弟と子沢山。

散歩中の人は足を止め、写真を撮ったり眺めたり…… ベビーたちはやっぱりアイドル!

ここのお父さんは特にアグレッシブではないですが、ちょっとでもテリトリーを侵害されると羽を膨らませて威嚇します。
そのテリトリーを試して遊ぶわが夫。白鳥が気の毒でした。
(立っている場所はそのままでも、ちょっと身を乗り出すだけで、白鳥は威嚇のポーズをとるのです。そんなことを繰り返し……)

遊歩道を進んでゆくと、また別の白鳥ファミリーに出会いました。
お母さんはいつも子供のそばにつき、お父さんは外敵から家族を守る。あの見るからにか弱そうなヒナたちを1羽のこらず無事成長させるのは、ル・ヴェジネの穏やかな環境にあっても、なかなか大変なことなのでしょう。
みんな、元気に成長して欲しいなあ。

泳ぎの練習は、いつもお母さんと。
そうそう、白鳥のオスとメスの見分けかた、ご存知ですか?
くちばしの上の黒いこぶが大きいのがオス、小さいのがメスなのだそうです。(子供たちに教わりました)

ヒナの羽毛はまだふわふわ。それに「みにくいアヒルの子」そのままに、本当にうっすらとグレーです。
これがもうしばらくすると抜け替わり、大人の羽になるのですね。