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仏在住ライターのパリな日常

2008年9月の記事一覧

メゾン・ド・カンパーニュ

はじめまして!

フランスの日常と楽しいニュースを共に分かち合う『エフィル・ア・エフィレ』。パリ郊外からお届けします!どうぞ末永くお付き合いください。

記念すべき第1回目の話題は、「メゾン・ド・カンパーニュ」です。日本語にすると「田舎の家」。花の都で日々活動するパリジャンも、週末は田舎で過ごすスタイルに意外と執着しています。結婚して子供ができたら環境の良い郊外に引越し、「田舎の家」を買うというのが、基本であったり、目標であったり。

我がファミリーにも、古い「田舎の家」があります。もともとは夫・フィリップの親戚が代々住んでいたのですが、空き家になって以来「田舎の家」として兄弟みんなで利用しているというもの。日本のように「別荘」というと、なんだかずいぶん遠い存在に感じますが、「セカンドハウス」よりもさらに身近な、まさに「田舎の家」ですね。


パリから南へ約250キロ。白ワインで有名なサンセール近くの小さな村セシーに、ルブランファミリーの「田舎の家」はあります。以前はそれなりに栄えていたセシーも、過疎化が進み、今では老人がちらほらと住むばかり。村役場ですら週2回、それも半日ずつしか開きません。でも見てください、この自然!牛がゆっくりと草を食み、ロバが丘を駆けてきます。野生の鹿にも、何度も会いました。

こんなすばらしい環境を都会人が放っておくはずはなく、最近空き家の何軒かがパリジャンに買い取られた様子。パリジャンの「田舎の家」信仰が、ここでも立証できますね。ちなみに私たちのお隣さんは、なんとオランダ人のセカンドハウスになっていました。
パリに住むフィリップのお姉さん夫婦は、毎週金曜日になるとこの「田舎の家」へ行き、朝のジョギングやサイクリングを楽しんでいます。そうそう、セシーにはお店が一軒もないので、パンを買うのにも9キロ離れた隣村へ行くんですよ。ひまわり畑の脇を通り、森の中を抜けて……

古くてチャーミングな「田舎の家」は、私たち日本人が思い描く古きよきフランスのイメージそのもの。それが今も存在するんだ!と驚きと感動を覚えます。キッチンは「魔女の宅急便」の世界。かつてはパンを焼いたであろう、石のかまども健在です。

とても天気がよかったので、裏庭にテーブルを出してBBQをしました。ちょうど私たちの結婚記念日前日。シャンパンでお祝いです。祝、結婚10周年!

こんな日常を、贅沢だなあと感じます。そしてそんな些細なことに幸せを実感する自分にも、満足を感じてしまいました。

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