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仏在住ライターのパリな日常

パリの役立ちアドレスの記事一覧

Hotel de l’Abbaye オテル・ドゥ・ラベイの秘密

「いつか実現したいな」と思っている、小さな夢。
皆さんの小さな夢は、どんな形のものですか?
私の小さな夢のひとつは、サンジェルマン・デプレにあるプチホテル、Hôtel de l’Abbaye オテル・ドゥ・ラベイに隠れています。

オテル・ドゥ・ラベイは、日本の雑誌でもたびたび紹介されているので、実際に滞在されたかたも、多いかもしれません。
サンシュルピス教会周辺のおしゃれな界隈にあることと、チャーミングな中庭で有名ですよね。
奥ゆかしいたたずまいはまさに隠れ家風で、ここへ来ると、
「こんなに静かな場所が、パリの真ん中にあるなんて」
と、感動します。

人気の中庭はもちろん、とても魅力的なのですが、私の小さな夢は
「スイートルームのテラスで、本を読みつつ過ごすこと!」

スイートルームはデュプレックスになっていて、1階がサロン、2階が寝室というつくり。
暖炉や絵画のあるサロンは、ホテルというよりヨーロッパの邸宅の内装を思わせます。

ローテーブルの上をご覧ください。スイートルームといえば、ウェルカム・シャンパンですよね。
きらめく泡で満たされたグラスを傾けて、乾杯。
旅の疲れが、心地よい充実感に変わる瞬間です。

サロンの片隅には、書き物机が。
大切な人たちへ、たくさん絵葉書を送りたくなります。

さあ、2階の寝室へ上がりましょう。
サロンとは内装が変わるのもまた、ヨーロッパの邸宅風。落ち着いた色調が、健やかな眠りを誘うようです。


手すりのこちら側がフレンチ窓になっていて……

窓の向こうには、いい感じのテラスが!
さっそく窓を開けて出てみると……

木のベンチと、庭用のテーブルセットがあります。
プライベートテラスにある、自分だけのシークレットガーデン。

木のベンチに座ると、こんな感じ。
おや?向こうに見えるのは、サンシュルピス教会の塔?

確かにそうです。

(写真右手三角屋根の上に、ちょっこっと見えます)

現在修復中のこのモニュメントを、自分のテラスから臨めるなんて。
でもそれ以上に、植木鉢を伏せたようなようなエントツと、亜鉛メッキを張った屋根の続くパリの特徴的な風景を眺められることのほうが、私には貴重です。

このテラスで過ごす一日が、私の小さな夢です。
薄いサンドレス一枚になって(もしくは水着でも?)、テーブルの上に飲み物を置き、日がな一日、本を読む。ほかの事は何も考えません。
日の長い夏のパリなら、何時までこうしていられるでしょう……?

8月のバカンスシーズンは、パリの閑散期です。
普段より車の少なくなったのんびりムードの街の真ん中に宿を取り、プライベートのテラスで太陽を独り占め、なんて、コートダジュールのビーチに引けをとらない贅沢に思えます。

朝食はもちろん中庭で。

バースペースの先に太陽の降り注ぐヴェランダがあり、そこから中庭に出ることができます。
油絵やシャンデリアで重厚にしつらったバースペースは、この上ない居心地のよさですし、自然光たっぷりのヴェランダもゆっくりした朝には最高ですが、でもやっぱり、夏なら中庭のテラスがいいかな。
冬にはできない、期間限定のお楽しみですから。

この私の小さな夢、かなえられるのはいつでしょう。ハリー・ポッターとは言わずとも、一冊ベストセラーを出した暁には、ぜひ実現したいものです。(……ぜひとも、近い将来に……)


 

それを待つ間、せめて中庭に朝食をとりに来ましょうか。それなら比較的すぐに実現できそうです。
朝食の料金は宿泊料金に含まれていますが、宿泊客以外が利用する場合は10ユーロ~です。

最後に、つい先月内装が新しくなったばかりのジュニア・スイートを。
一部屋ごとの内装が変わるところも、ヨーロッパのプチホテルの魅力ですよね。自分の部屋を見つけて、定宿にする利用客が多いのもうなづけます。

Hôtel de l’Abbaye Saint-Germain
10, rue Cassette
75006 Paris
Tel. (33) 01 45 44 38 11
Fax. (33) 01 45 48 07 86
e-mail : hotel.abbaye@wanadoo.fr
http://www.hotelabbayeparis.com

デュプレックス・アパートメント 519ユーロ
ジュニア・スイート 461ユーロ
*インターネット予約の特別料金有り

三ツ星シェフ、ヤニック・アレノさんがラデュレにショック!

ここは去年9月にオープンしたラデュレ・ル・バー。シャンゼリゼ店に誕生した、ラデュレ初のバー空間です。
なにやら、サフィアさんが熱心に説明していますが……

6月4日、何かと話題のたえないラデュレが、またまた新作を発表しました。
なんとホテル・ル・ムーリスの三ツ星シェフ、ヤニック・アレノさんとのコラボレーションという、その商品は……

CHOC’ALLENO(ショックアレノ)と名づけられた、カカオ風味のクロワッサンとパンオショコラ。
生地そのものにカカオが練り込んであり、おいしそうなチョコレート色をしています。(わかりにくい写真でごめんなさい)
パンオショコラの上にちょこんと付いているのは、ローストしたカカオ豆。
これがカリカリと香ばしく、なかなか素敵なワンポイントなのです。

ヤニック・アレノさん(写真左)と、ラデュレ社長のダヴィッド・ホルデールさんが出会い、何か面白いことをしたいね、と話しながら生まれたアイデアが「ショックアレノ」。
ラデュレのシェフパティシエ、フィリップ・アンドリユーさん(写真右)が、そのアイデアを実際の商品に具現化しています。

ホルデール社長は写真嫌いなので、今にきっと1枚撮影してやるぞと狙っているところ。若くてエネルギッシュ、斬新なアイデアの持ち主です。
「ベルサイユ宮殿内のラデュレ新サロンのオープンは……もうしばらくの辛抱。東京の路面店オープンも、着々とプロジェクトを進めているところです。」

そのほかいろいろと興味深いプランについて、話してくれました。
どんな展開となるか、本当に楽しみですよね。

ショックアレノ・クロワッサンは、ほんのりとカカオの香り。甘くはないので、砂糖をたっぷりと入れたエスプレッソやココアに浸して食べてもおいしそうです。
ショックアレノ・パンオショコラは、とろりと溶けるチョコレートが中に入っていています。濃厚なチョコレートは甘さほどよく、カカオ風味のフイユテ生地と好相性。
カカオ風味のフイユテそのものは、ふわっと上品に仕上がっていて、わりとあっさり風味でした。

ショックアレノ・クロワッサンとショックアレノ・パンオショコラは、9月からパリのラデュレ全店に登場します。
日本のラデュレブティックでもきっと、とのことですので、期待して待つとしましょう!!
パリでは、ホテル・ル・ムーリスでもいただくことができます。

最後に、蛇足になりますが、CHOC’ALLENOのCHOCは、ショコラとショックの掛けことば、でした。

ラデュレ・シャンゼリゼ店
Ladurée Champs Elysées
75, avenue des Champs Elysées
75008 Paris
tel. 01 40 75 08 75

ラデュレ・ボナパルト店
Ladurée Bonaparte
21, rue Bonaparte
75006 Paris
tel. 01 44 07 64 87
ラデュレ・ロワイヤル店
Ladurée Royale
16, rue Royale
75008 Paris
tel. 01 42 60 21 79
ル・ムーリス
Le Meurice
228 rue de Rivoli, 75001 Paris, France
Tel: +33 1 44 58 10 10

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