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仏在住ライターのパリな日常

生まれ変わったホテル・ル・ブリストル

世界中のセレブリティーたちの隠れ家、ホテル・ル・ブリストルが、この9月に生まれ変わりました。

9月14日、フォーブール・サントノレ通りとマティニョン大通りの交差点に、新たに26室が、15日にはカジュアルレストラン「114フォーブール」がオープン。
お上品さ(控えめさ?)ではパリのパレスホテル一番のル・ブリストルですが、ついにイメージアップに踏み切ったようです。「歴史と格式があっても、おとなしくじっとしていることもないでしょう?」とは、広報のある女性の言葉です。

とはいえ、大きなイメージチェンジはありません。
新しい部屋の内装も、ゆるぎないブリストル流、つまりフランスの伝統的な趣味のよいインテリアです。

上の写真は、新しい部屋のひとつ、661室から眺めるパリの街です。

唯一モダンなタッチを感じさせるのが、オスマン時代の螺旋階段にあしらった、この照明。
8階まで一続き!壮観です。

番地にちなんで「114(サンキャトルズ)フォーブール」と名づけられたカジュアルレストランのほうは、今までのブリストルとは違った世界が繰り広げられています。
まず、オレンジ色の壁いっぱいに描かれた、大輪のダリアの花が印象的。
入り口を入るとすぐに、優雅な曲線を描く階段が地下に続き、階下に広々としたオープンキッチンを眺めることができます。
パリの通りを眺められる1階もいいですが、オープンキッチンとガラス張りのワインセラーのある地階のテーブルも素敵です。

ブリストルのシェフ、エリック・フレションさんは、ミシュラン最新号で三ツ星を獲得したばかり。今、のりにのっている彼が、こちら「114フォーブール」の料理も監修します。
メニューを広げると、ゆで卵のマヨネーズがけや、スパゲティーミートソースといった、ビストロの定番が並んでいるのですが、食べればびっくり。
ゆで卵の真ん中に黄身はなく、かわりにトリュフのソースであえたカニが入っていますし、ミートソースのスパゲティーはごく細い手打ちのパスタ、ソースのお肉は上質なハムの角切りで……といった具合です。

ビストロと呼ぶには、あまりにも手の込んだ繊細な料理ばかり。
同席したアメリカ人ジャーナリストは、「ゆうに1ッ星の価値がありますね」と言っていました。

デザートを手がけるのはもちろん、ル・ブリストルのシェフパティシエ、ローラン・ジャナンさん。
ローストしたパイナップルの上に、マンゴーとパッションフルーツのシャーベットをあしらっています。しっかりと味が濃く、でも天使の羽のように軽やかなデザート。ジャナンさんのデザートは、必ず軽やかなのです。

程よい贅沢を、肩の力をぬいて楽しめる新アドレス。
「ちょっと贅沢」を大切にする大人の女性にこそ、嬉しいニュースですよね。

HOTEL LE BRISTOL PARIS
112 RUE DU FAUBOURG SAINT-HONORE
75008 PARIS
Tel. 01 53 43 43 00

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