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西田由美子の「京都で深呼吸!」

龍安寺石庭

約1年、龍安寺方丈本堂のこけら葺きの屋根の修復がやっと終わったので、久しぶりに石庭を見に行きました。

ここはとても外国人の観光客が多いです。日本人の息子でさえ「石庭の意味、わかんない~」と言ってるのに、外国の人に人気があるのはなぜなのかな?「ここの石庭を西洋の抽象絵画と同じ美意識で眺められるからだと思う」と知人が言っていたけど、西洋人には無い東洋の禅の思想を、石庭の中に見出そうとしているかも知れない。とにかく京都でお寺を拝観している外国人は、なんとなく勉強熱心な雰囲気があって、修学旅行生の興味無さそうな姿とは対照的。

古い土塀の色に、白砂と苔の色がとても綺麗。

残念な事に、今年の大学受験はもう少しのところで力及ばず、今年晴れて(?)予備校生となる息子。テレビでいつも見ていた、あのすごい合格発表の現場。受験生の何十倍かと思われる人たちで埋め尽くされた大学。ブラスバンドにチアリーダーや応援団のお祭り騒ぎと、次々に胴上げがされ、沢山の報道陣がその様子を狙っている中で、合格発表の掲示板の前に立たずむ息子の後ろ姿を、私は決して忘れる事は出来ないでしょう。

けれども、息子は私と性格が全く同じで「完全前向き人間」。

驚異的な回復力ですぐに気持ちを整え、この挫折をバネにすべき道を進み始めました。ここ一年は、受験勉強ばかりで一緒に出かける事もほとんどなかったので、石庭を眺めながら話をするだけでも、ホント楽しいな~って思えます。

「吾唯足知」(われただたるをしる)の字を図案化した手水鉢。

釈迦の言葉「知足のものは、貧しといえども富めり、不知足のものは、富めりといえども貧し(吾唯足知)」を忘れずにいたいなぁと思う。

黄金色に輝くこけら葺きの本堂の屋根!

ひわだ葺きとはまた違う、美しく力強い板葺き屋根。「この屋根の吹き替えに一億五千万かかりました。」と修学旅行生にタクシーに運転手さんが話していました。本当かどうかはわかりませんが!

今日はお天気があまり良くなかったのですが、鏡容池とその背後に見える衣笠の山々がとてものどかで、心穏やかな一日となりました。

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